車検の後に
車検の安全保証
車検を自分で取るのはいいのですが、後のことを考慮すると、やはりディーラーに頼んだほうがいいのでしょうか。低価格で車検できたとしても、後で故障したりすることも考えられます。
そのような心配を無くす上でも、自分でしっかりチェックすることがユーザー車検の正しいあり方だと言えます。自信が無いところは、修理工場に頼みばいいのです。
ある人が、3年目、すなわち最初の車検のときにはユーザー車検をしましたが、5年目、つまり次の車検のときには整備工場にお願いしました。その人の選択には、自分の整備実力とか日本の車両の点検に対する正直な感情が如実に現れていると言えます。
実は、国土交通省お墨付きの車検ラインをパスしても、国土交通省や車検場が安全を保証するわけではありません。
その検査を受けた時点で、保安基準をクリアしていたから、公道を走る許可を与えるということなのです。
本当にあった話ですが、車検に通った車が車検場を出た途端にブレーキが破損してしまって事故を起こしてしまったという実例があります。わずか10~12分の検査で完璧さを求めるのは無理があるのかもしれません。ある程度の安全性を確認するだけだと思っていいでしょう。
しかし、だからといって、車検制度がなくなったほうがいいかというとそうではありません。アメリカのフリーウェイでは道端にバーストしたタイヤが転がっていたりします。日本と比較して、状態の悪い車が多いため、事故が多いということを物語っているのです。
日本の車検制度そのものは、かなり時代錯誤である部分はありますが、基本精神が使用者側の論理に立脚したものであればいいということになります。